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歯 科 矯 正
一般的に”矯正治療”と聞くと「小臼歯を抜いて...」と思われがちですが、当診療所では、
非抜歯矯正
を推し進め、
なるべく抜歯せず
(極端な例を除きますが)に診療をすすめていきます。やはり、せっかくの御自分の歯なのですから簡単に抜いたらもったいないですもんね。
「非抜歯矯正
」
というのがありますが、基本的には歯は極力抜かずに、子どもの成長に含わせて治療や矯正をしていくことです。
一般的には10歳くらいからの予どもが成長の過程でこのままいくと歯が並びきらないと予測きれる場合などに有効です。
顎の成長を促し、顎骨を拡大、大臼歯を後方へ移動、小臼歯を生かして並べるというような矯正を施します。従来であれば当然小臼歯を抜いて治療していたであろう状態でも、可能な限り大切な永久歯を抜かずに治療しています
。非抜歯矯正は、もちろん、小児のみならず
成人の矯正治療にも適応
できますし、実際におこなっています。歯は抜いてしまったら今の科学技術では二度と生えてきません。だからこそ、今あるご自分の歯でなるべく長くすごして頂きたいと思っています。
また、矯正に治療に関する質問は”Q&A”の方にもいくつかありますので、ご参考にしていただければと思います。
ちょっと小話
―最近の子供たち
―
近年の子供たち(小児)の顎は、以前と異なった様相を呈してきています
。子どもたちの顎の形が変わってきていると言われているのです。主に
軟らかい食べ物の多い食生活
が原因だと考えられています。では軟らかい食べ物の何がいけないのでしょうか? それは、咬む回数が以前の食生活に比べて極端に減ってきているということです。咬む回数が減ったということは、顎を動かす回数が減った⇒顎を司る筋肉や、顔面を司る筋肉が発達しないということになります。また、顎そのものに対する刺激も減少しているので、そのためきゃしゃで小さめの顎ができあがってしまいます。その結果、歯がきちっと並びきることができずに、歯並び(歯列)にでこぼこができてしまい(歯列不整ともいいます)、また歯並びだけでなく噛み合わせ(咬合)が乱れてしまうのです。
歯がでこぼこに並んでいると、まず汚れ(歯垢またはプラーク)がたまりやすくなってしまい、それと同時にブラッシングもしずらくなってしまいます。
プラークは虫歯や歯周病の原因ですので、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。また、噛み合わせ(咬合)が乱れているということは、身体の緒機能が生理的に働かないことが考えられます。この事は、
成長発育期のお子さんのも、もちろん
成人にも同じ事がいえるわけです(歯周病の治療のために矯正治療をすることもあります)。
このような場合には、次のような影響が考えられます。
(1)
咬み合わせが良くない場合、顎の位置が生理的でない位置になることが多く、そのために身体に様々な影響が出てきます。
@免疫力の低下
A顎関節関連筋への負荷
B集中力不足
C
肩こり(肩こりはひどくなると頭痛などを引き起こすといわれています)
...などなど。
(2)
咬む回数の減少⇒脳への血流量の減少⇒脳の発達に悪影響があると考えられています。つまり裏を返せば、よく咬むという事は、脳への血流量を増やし、脳の発達に良い影響があると考えられます。
(3)
顎関節に対する負担から起こる顎関節症の誘発。
(4)
外見上の問題からくる精神的影響(コンプレックスからからのストレス)
(5)
日本語や外国語の発音への影響
など、さまざまな問題が出てくると考えられます。
では、歯並びや咬み合わせに問題があった場合、その治療を始める時期はいつがいいのでしょうか? たとえば、反対咬合の場合は他の不正咬合の場合と少し異なり、比較的早めの治療が良い場合が多いのですが、ただ早く治療すれば良いというのではなく、それぞれの症状に応じて良い時期、治療が効果的な時期がありますので、気が付いた段階で相談していただけると良いと思われます。
また、学童期以降のお子さんの場合ですが、ちょうど成長発育期にあたり、その時期の矯正は治療に成長力を利用することができます、そのままの顎の大きさでは生えてくる歯が並びきらなくても、顎の発育を促し、顎骨を拡大し、大臼歯を後方へ移動し、親知らず以外のすべての歯を並べて咬み合わせに参加させ機能させていくやり方です。この方法だと、歯が並びきらないからといって、基本的に永久歯(ほとんどの場合小臼歯)を抜歯しなくても治療を進めてゆくことができます。骨の形態に異常が見受けられる場合を除いてほとんどの症例に適応できると考えられます。
また、いずれの場合にも、ご家庭でできることは、食生活習慣の上でなんでも柔らかくせず、歯ごたえのある物を取り入れて可能な限りしっかりとした顎をつくっていくということが大切です
。また、
虫歯をつくらない
ようにしっかりした歯ブラシの習慣が身につけられるといいですね。
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