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Question

 1. 歯の色が変わってきたのですが・・・。
 2. 着色した歯はどうすればいいのですか?
 3. 通院期間はどのくらいですか?早く治りたいのですが・・・。
 4. 歯が浮いたような感じが時々するのですが・・・?
 5. 口内炎は予防できますか?
 6. 1ヶ月に一度くらい定期的に通わなければダメですか?
 7. 医療費控除とは何ですか?
 8. 放射線と放射能はどのように違うのですか?
 9. 人間は、常に放射線を浴びていると聞きますが本当ですか?
10. 病院に行く度に大体はX線写真を撮られるのですが、なぜでしょうか?
11. この前X線写真を撮ってもらったばかりですが、また撮影しても
    大丈夫なのでしょうか?
12. 妊娠可能な女性のX線検査受診時の注意を教えてください。
13. 歯のX線写真を10枚撮影されました。もし妊娠していた場合は、
    大丈夫でしょうか ?
14. 1回の歯科X線撮影でどの位の割合でガンが発生しますか?
    また、遺伝的影響はどうでしょうか?
15. 乳幼児や身体障害者の撮影で、誰かが押さえなければならない場合、
    誰が押さえればよいでしょうか?
16. X線撮影された時、防護エプロンを掛けてもらわなかったのですが、
    大丈夫でしょうか?

Answer

 1. 歯の色が変わってきたのですが・・・。
 歯の着色は大きく分けて「着色によるもの」と「虫歯によるもの」があります。

 ◆着色によるもの
 ブラッシングのやり方によっては、歯の表面に少しずつ汚れが付着してきます。
 人によって付き方は違いますが、タバコを吸う人や、コーヒーを・紅茶・お茶等を
 よく飲む人などには頻繁に見られます。

 ◆虫歯によるもの
 虫歯による変色は、初めの頃は部分的に白く変色し、虫歯が進むと茶褐色や
 黒褐色に変色します。
 また、治療によって詰めたものが、徐々に変色していくことがあります。他には、
 過去に抜髄(神経をとる処置)をした歯が黒っぽく変色していくことがあります。

                                           
 2. 着色した歯はどうすればいいのですか?
 原因が虫歯であるものは、虫歯の治療をするしかありません。
 また、その他の着色は、基本的にプロフェッショナル・クリーニングを受けて
 いただいた際にきれいにすることもできます。

 誤解していただきたくないのは、『歯は白いから健康』と、いうわけでは
ないのです。

                                           
 
 3. 通院期間はどのくらいですか?早く治りたいのですが・・・。
 まず患者さんの疾患が何であるかによって違います。
 また、患者さんの状態、症状、加えて生活状況や協力度によってかなり違ってきます。
 正直なところ、何回とか何週間といった答えの仕方はできかねます。

                                           

 4. 歯が浮いたような感じが時々するのですが・・・?
 多くは歯を支えている周囲の組織に変化が起こっているからです。
 歯ぎしりや噛みしめ等、生理的でない過度の力が加わった時や、歯周組織に炎症が
 ある時などに感じられます。特に疲れていたり、風邪をひいたりして全身の
抵抗力や
 免疫力が落ちている時
にさらに感じやすいと思われます。

                                           
 
 5. 口内炎は予防できますか?
 これが絶対正しいというやりかたはありません。なぜなら、基本的に患者さん1人1人
 の口腔内は、状態・状況が違いますし、 また、ただ単にブラッシングをすればいいと
 いうものでもないからです。
 しかし、なにごとにも基本はありますので、それをお知りになりたい方はこちらをご覧く
 ださい。当院ではただ単にプラークをとるという目的ではなく、口腔内を賦活化させて
 生理的な状態にし、ひいては全身の健康にむすびつく...そんなブラッシングを紹介
 させていただいています。
 
ブラッシングは健康的な生活を送るための大事なステップです

                                           

 6. 1ヶ月に一度くらい定期的に通わなければダメですか?
 そんなことはありません。症状や状態にもよりますが、ある程度治療の経過が良好で、
 私共と患者さんの医患協働体制がしっかり成り立っているのであれば、
半年〜1年
 一回位の割合で検診に来ていただければ、お互い安心できると思います。


                                           

 7. 医療費控除とは何ですか?
 家族の医療費を含め1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費の合計が、
 
10万以上かかった方(もしくは収入の5%以上かかった方)は、確定申告の際に
 所得金額より総医療費を医療費控除として所得から差し引くことができます。そして、
 年間にかかる所得税を軽減することができます。当院では、自由診療のために保険
 診療を行っていない関係からも、領収書は必ずお持ち帰りいただき、大切に保管して
 いただくようお願いしています。

                                           

 8. 放射線と放射能はどのように違うのですか?
 日常生活の中で間違って使っていることがよくあります。
 例えば ・放射能がここにある
       ・X線室から放射能が出ている
      
・放射能の障害は残る
 ...などなど。
 
放射能とは放射性物質から放射線を出す能力のことです。 この放射能の単位は、
 かつてはCi(キュリー)と呼ばれていましたが、現在では、Bq(ベクレル)という単位に
 変わりました。
私たちのまわりにはいろいろな物質が存在しています。この物質を構成
 している原子の中には原子核があります。この原子核には、安定しているものと不安
 定なものがあります。この不安定な原子核を持った元素のことを放射性同位元素(RI)
 と呼び、この元素の集まったものを
放射性元素と呼んでいます。そして、この放射性元
 素から放射線(α線、β線、γ線)が出てくるのです。放射線の影響を語る上で、確率的
 影響・確定的影響というものが存在します。これらは、遺伝的に残る影響か、放射線を
 浴びた人本人だけの影響にとどまるものかということに関わってきます。もし詳しくお知
 りになりたいときは、来院時にお尋ねください。

 しかし、ここで大事なポイントは医療を行う上で、患者さんにとってマイナスでしかない
 ことはいたしません。つまり、X線写真を撮らせていただくということは、患者さんに
 とって何らかの利益があるのだと理解していただけると幸いです。


                                           

 9. 人間は、常に放射線を浴びていると聞きますが本当ですか?
 自然放射線(バック・グラウンド)被ばくの因子は4つあり、これら4つの放射線を総称し
 て自然放射線と呼んでいます。この自然放射線による被ばくは、国民1人につき年間
 約2mSvくらいになります。胸部のX線写真を撮ると約 0.1mSv くらい皮膚に被ばくしま
 すから、20 枚くらい撮影した線量と同じと考えられます。また、自然放射線以外にも、
 私たちのまわりには色々な物から放射線が出ています。


 〔 自然放射線の分布とその値 〕
     ・放射線被ばく
     ├人工放射線被ばく(22%)
     └自然放射線被ばく(78%)

      自然放射線 … 約 2 mSv (年間)
      1.宇宙線 … 0.35 mSv
           2.大  地 … 0.40 mSv
           3.体  内 … 0.35 mSv
           4.ラドンガス … 1.0 mSv


 〔 身のまわりの放射線例示 〕
      ・テレビジョン(X線)
      ・電子レンジ(X線)
      ・コンクリート(ラジウム)
      ・食物(セシウム他


                                           

10. 病院に行く度に大体はX線写真を撮られるのですが、なぜでしょうか?
 そもそも、なぜ、X線写真を撮る必要があるのでしょうか?
 それは、肉眼では捉えきれない部分の状況・状態を把握したいがための行為なわけ
 なのですが、だからといって、病院に行く度に撮る必要があるのか?という疑問が沸く
 気持ちもわかります。実際に病院に行ってX線検査を受けても、その行為に正当な
 理由があって、また正確な診断をして最良の治療をされれば、患者さんも納得のしよう
 がありますよね?

 X線は大量に受けると確かに身体への危険さはあります。しかし、現代の医学・医療の
 進歩により、診査・診断のために被ばくするX線の量は極めて少なくなっており、それを
 利用することによって得られる損得のバランスを考えたときには、その危険度は殆ど
 ないに等しい
ことになります。

 これが生命にかかわる病気であれば尚更のことです。


 生命に直接かかわりの少ない疾患でも、その治療計画をたてるためや経過を診させて
 いただくためにX線診断が欠かせないことが多く、そのことを通じて健康を維持すること
 が可能になることなどの利益が得られます。


                                           

11. この前X線写真を撮ってもらったばかりですが、また撮影しても
    大丈夫なのでしょうか?
 虫歯の治療のみならず、根管に関する治療や歯周病の治療を続けて行く場合には、
 そのつどX線写真によって、その変化を定期的に検査して行く必要性があることが
 あります。 被ばくのことがご心配になるとは思いますが、そのX線検査も一回の量は
 非常に微量ですし、私共の歯科領域のX線撮影では造血臓器や免疫臓器とも離れて
 いますので、放射線の性質上ほとんど全く心配は無用と思ってくださって結構です。
 安心なさって、治療を受けていただけたらと思います。

                                           

12. 妊娠可能な女性のX線検査受診時の注意を教えてください。

 妊娠可能年令の女性の排卵は、次回予定日月経の12から16日前、つまり月経と
 月経のほぼ中間期にありますので、この時期のX線検査は避けた方がよいでしょう。
 
 国際放射線防護委員会で以前に勧告された10日規制(10days rule)というのがあるの
 ですが、それによりますと、最終月経から10日間は受精卵が存在する可能性がなく
 妊娠していないことが確実といわれているので、下腹部がとくにX線の照射野に入る
 ようなX線検査は、この時期を選んで検査をしてもらうとよいでしょう。

 また、私共の領域の歯(口腔内)のX線検査のように胎児の位置と照射野が離れて
 いる場合は、たとえ妊娠を知らなかった時期の撮影でも、胎児に及ぼす線量としては
 ほとんど無視できますので問題はありません。また、私共も妊娠可能な年令の女性に
 は、お尋ねした上での撮影を心がけています。もし、撮影時に心配になりましたら、
 ご遠慮なさらずおっしゃっていただけたらと思います。


                                           

13. 歯のX線写真を10枚撮影されました。もし妊娠していた場合は、
    大丈夫でしょうか ?

 Q12にも関連事項が書いてありますが、妊娠可能年令の女性の排卵は、次回予定日
 月経の12から16日前、つまり月経と月経のほぼ中間期にありますので、この時期の
 検査は避けた方がよいでしょう。

 
国際放射線防護委員会で以前に勧告された10日規制(10days rule)というのがあるの
 ですか、それによりますと、最終月経から10日間は受精卵が存在する可能性がなく
 妊娠していないことが確実といわれているので、下腹部がとくにX線の照射野に入る
 ようなX線検査は、この時期を選んで検査をしてもらうとよいでしょう。

 また、私共の領域の歯(口腔内)のX線検査のように胎児の位置と照射野が離れて
 いる場合は、たとえ妊娠を知らなかった時期の撮影でも、胎児に及ぼす線量としては
 ほとんど無視できますので問題はありません。

 しかしながら、
CT等の大量に被爆する可能性のあるX線検査になると話が
 異なってきます。
もし、CT撮影等をされて心配になった場合はご相談してください。
 私共も妊娠可能な年令の女性には、お尋ねした上での撮影を心がけています。
 もし、撮影時に心配になりましたら、ご遠慮なさらずおっしゃっていただけたらと思い
 ます。


                                           

14. 1回の歯科X線撮影でどの位の割合でガンが発生しますか?
    また、遺伝的影響はどうでしょうか?
 現在は、比較的高い被ばく線量からのデ−タに基づいて、ガンや遺伝的影響の発生の
 確率が見積もられていますが、歯科における口腔領域のX線撮影のような低被ばくで
 はいずれも無視できる程度です。
 ガンということに関して言えば、リスクファクターの観点からしますと、タバコの煙から
 ガンになる確率より格段に低いのです。ICRPの1990年勧告では、致死がん誘発の
 名目確率として全身1Sv(シ−ベルト)当たり、職業人 0.04、全年齢を対象にした一般人
 0.05という値が示されています。遺伝的にも問題ないと言えます。


                                           

15. 乳幼児や身体障害者の撮影で、誰かが押さえなければならない場合、
    誰が押さえればよいでしょうか?

 動いたり、姿勢がくずれたりして、どうしても撮影できない場合には、基本的には
 患者さんの付き添いの家族の方に防護エプロンなどを着用の上、また、口内法では
 鉗子などによってフィルムを保持した上で、押さえていただきます。
 
 押さえ方が悪くて再撮影の可能性があるような場合や、職業意識などから医療従事者
 が押さえる場合もあります。被ばくが一定の人に集中すると言うことで好ましくないの
 ですが、その際は職業被ばくとして扱われます。

                                           

16. X線撮影された時、防護エプロンを掛けてもらわなかったのですが、
    大丈夫でしょうか?
 X線写真を撮影する時には、どんなX線装置でも防護エプロンがなくても良いように
 X線が照射される照射口は最小限に、また有効範囲ギリギリに絞られております。
 そのために、他の部位に対しては影響が少なくというより、ほとんど影響は及ばず、
 身体に悪影響を及ぼすような被ばくの危険性は極めて薄いのです。従来、防護エプ
 ロンを使用する目的は、二次的な散乱線が他の部位にはねかえって影響が及ばない
 ようにする方が多いのです。このような散乱線は極めて少ないので、まず心配はない
 でしょう。
 また、「被ばくが・・・ガンが・・・治しに来ているのに悪影響が・・・」とお思いになって、
 ストレスを抱える方がよっぽど免疫学的には身体に対して悪影響です。
 どうか私共を信頼の上、安心なさって診療・治療を受けていただければと思います。

                                           


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